物価上昇するから、貯金しておくと、実質的なお金の価値が下がっていくといわれています。実際はどれくらいの価値になってしまうのでしょうか?
2025年1月 200万円
2025年1月、200万円の貯金があったとします。200万円で計算する理由は、30代の2人以上世帯の貯金額の中央値が200万といわれているからです。
物価上昇率は一般的な年間2%で計算していこうと思います。
2025年7月 198万円
6か月後の2025年7月には、2万円減って198万円になりました。この2万円を高いとみるか、安いとみるかは人それぞれですね。
ちなみにですが、もしオルカンの投資に200万円を回していたら、204万円となります。オルカンの年平均リターンを6%としています。全額貯金した場合との差額は6万円となっています。
2026年1月 196万円
1年後の2026年1月には、4万円減って196万円になりました。
全額投資していた場合は、208万となります。差は1年間で12万円です。
2028年1月 188万円
3年後の2028年1月には、12万円減って188万円になりました。
全額投資していた場合は、224万となります。差は3年間で36万円です。
2030年1月 181万円
5年後の2030年1月には、19万円減って181万円になりました。
全額投資していた場合は、242万となります。差は5年間で61万円です。
2035年1月 164万円
10年後の2035年1月には、36万円減って164万円になりました。
全額投資していた場合は、293万となります。差は10年間で129万円です。
2045年1月 135万円
20年後の2045年1月には、65万円減って135万円になりました。
全額投資していた場合は、431万となります。差は20年間で296万円です。
まとめ
ここまでの結果は過去のリターンや物価上昇率に基づく想定であり、実際の金額と一致するわけではありません。しかし、想定は過去のデータからすることも重要なため、一つの指標としては参考になると思います。
貯金をするか、投資をするか、の判断だけで、20年間で約300万円の差が開くのは、なかなか大きいものがあると思います。また、貯金だけの場合、65万円も目減りすることがわかりました。
どれくらいの割合を貯金するか、投資するか、ぜひ参考にしてみてください。